2013年04月21日

豊川でシラスウナギ漁


お世話になっている、かとう水産さんがシラスウナギ漁に行くというのでちょっとだけ見学させていただきました。

この日は6時すぎころから始めたそうで、僕が行ったのが10時前くらいでした。
場所は吉田大橋のすぐ下流のところで、いわゆる花火広場の川岸でやっております。

あまり詳しくはご説明できませんが、このあたりに来るシラスウナギはまず1月頃に赤羽に現れるそうです。
海流に乗ってまずは太平洋沿岸にぶつかるというイメージです。
それから今くらいの時期になると三河湾の最深部の豊川に上って来るわけですが、
この日採れたものはだいたい5cmくらいの1年目のもののようです。

漁は非常にシンプルなもので、明かりに近づいてくるシラスウナギを網ですくう、というものです。
ただ、地面を這うように泳いでくるので、網にうまくいれるのも意外と難しいようです。
シラスウナギはか弱いですから、ボラやマダカなど天敵をさけるために大きい魚が来ない浅い川岸近くから
川を上る習性があるそうで、川べりでじっと待ち構えまます。 


ちょっとピントがずれてますが、良く見ると目やら骨やらが見えますね。
お腹に食べたものも見えるものもありました。
この日の漁獲高はだいたい20匹程度。
養殖といってもここから繁殖させて数を増やすわけではなく、一匹は一匹にしかなりません。
これを半年かけて夏に出荷するわけですから、やはり本当に数が減っているということを実感いたしました。
まあもちろん、さきほどの赤羽根のようなところではもっと大量に獲れるそうではありますが。





かとうさんもこのあともう深夜2時くらいから仕事ですから、ご苦労なことです。
貴重なお仕事を見せていただき、たいへん勉強になりました。
  


Posted by 吉良屋 at 22:19Comments(0)